全脳モデル:感覚野

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全脳モデル:感覚野 [2017/04/03 21:42]
n.arakawa 作成
全脳モデル:感覚野 [2017/04/04 14:16] (現在)
n.arakawa
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   * 視覚野\\ 後頭に目からの視覚情報が([[全脳モデル:視床]]経由で)入力されます。\\ より高度な処理は階層的に側頭のいくつかの領野で行われます。   * 視覚野\\ 後頭に目からの視覚情報が([[全脳モデル:視床]]経由で)入力されます。\\ より高度な処理は階層的に側頭のいくつかの領野で行われます。
   * 聴覚野\\ 側頭に耳からの聴覚情報が(視床経由で)入力されます。   * 聴覚野\\ 側頭に耳からの聴覚情報が(視床経由で)入力されます。
-  * 体性感覚\\ 前頭葉と頭頂葉を分ける中心溝の頭頂葉側の部分に体性感覚([[http://bsd.neuroinf.jp/wiki/体性感覚|脳科学辞典]])が入力されます。+  * 体性感覚\\ 前頭葉と頭頂葉を分ける中心溝の頭頂葉側の部分に体性感覚([[http://bsd.neuroinf.jp/wiki/体性感覚|脳科学辞典]])が入力されます。
 === 機能 === === 機能 ===
 感覚の種類ごとに簡単なパターンを処理する部分からより複雑なパターンを処理する部分へ階層的に情報が流れつつ処理されていきます。\\  感覚の種類ごとに簡単なパターンを処理する部分からより複雑なパターンを処理する部分へ階層的に情報が流れつつ処理されていきます。\\ 
-ただし、大脳では階層の部」から部」へ情報を流すフィードバック経路もフィードフォワード経路にひけをとせん。\\  +ただし、大脳では階層の上から下へ情報を流すフィードバック経路もフィードフォワード経路にひけをとらず存在し。\\  
-感覚の種類ごとにパターンが何を表すかという情報を処理する部分と、パターンがどこにどのようにあるかという情報を処理する部分が別れて存在するとされます。\\ +感覚の種類ごとにパターンが何を表すかという情報を処理する部分(what経路)と、パターンがどこにどのようにあるかという情報を処理する部分(where/how経路)が別れて存在するとされます。\\ 
 パターンがどこにどのようにあるかという情報を処理する部分は、頭頂[[全脳モデル:連合野]]に集約されます。 パターンがどこにどのようにあるかという情報を処理する部分は、頭頂[[全脳モデル:連合野]]に集約されます。
 === モデル === === モデル ===
 感覚情報の処理においても、[[全脳モデル:大脳皮質]]で書いた「共通の機能」は必要になるので、そこでのモデルの議論はなりたちます。\\  感覚情報の処理においても、[[全脳モデル:大脳皮質]]で書いた「共通の機能」は必要になるので、そこでのモデルの議論はなりたちます。\\ 
 ただし、予備的な(あるいは特的目的の)モデリングでは、機能の一部のみを取り出してモデル化することもあります。例えば、時間的な要素を無視した空間パターンの認識に重点を置いたモデリングでは、深層学習モデルのCNN([[https://deepage.net/deep_learning/2016/11/07/convolutional_neural_network.html|外部記事]])を用いることが有効だったりします。 ただし、予備的な(あるいは特的目的の)モデリングでは、機能の一部のみを取り出してモデル化することもあります。例えば、時間的な要素を無視した空間パターンの認識に重点を置いたモデリングでは、深層学習モデルのCNN([[https://deepage.net/deep_learning/2016/11/07/convolutional_neural_network.html|外部記事]])を用いることが有効だったりします。
  • 全脳モデル/感覚野.txt
  • 最終更新: 2017/04/04 14:16
  • by n.arakawa