全脳アーキテクチャ・アプローチ

差分

このページの2つのバージョン間の差分を表示します。

この比較画面にリンクする

両方とも前のリビジョン 前のリビジョン
次のリビジョン
前のリビジョン
次のリビジョン 両方とも次のリビジョン
全脳アーキテクチャ・アプローチ [2015/10/03 22:44]
ymkw
全脳アーキテクチャ・アプローチ [2015/10/09 09:06]
ymkw
行 1: 行 1:
-====== 全脳アーキテクチャ(WBA)・アプローチ ======+====== 全脳アーキテクチャ・アプローチ ====== 
 +全脳アーキテクチャ・アプローチは、以下のミッション・ステートメントを掲げる研究アプローチです。
  
-「脳全体のアーキテクチャに学び人間のような汎用人工知能を創る(工学)」というミッション・ステートメントを掲げる研究アプローチ.+<WRAP center round tip 90%> 
 +<poem> 
 +ミッション・ステートメント
  
-現在ミッション・スートメントは,2015年8月12日の第15回 WBAP研究打ち合わせ(第4回WBAI運営委員会)おいて合意されたもで,WBAPおびWBAIにおいて支持されてい+  ** 脳全体アーキクチャ学び人間のような汎用人工知能を創(工学) ** 
 +</poem> 
 +</WRAP>
  
-それ以前のミッション・ステートメント,「 脳体のアーキテクチャに学び人間並みの汎用人工知能を創る(工)」であり,2015年2月6日の第10回WBAP全体会で意されものである.+全脳アーキクチャ・アプロチで、[[アーキテクチャ中心仮説]]にしたがって、脳全体の仕組みに学び、機械習を組みわせ[[認知アーキテクチャ]]を構築します。
  
-このWBAアプローチは,汎用人工知能を工学的に構築するために脳を参考として用いるものであり,脳の理解を目指す神経科学もしくは計算論的神経科学研究とは一線を画する. 
  
-こうしたことからWBAアプローチは,おける比較的荒い粒度の仕組み(主に神経回路レベル)から計算機能を参考にしようとしている点において,主に医療応用などを目指してより詳細なモデル化(神経細胞の仕組み以上に詳細まで立ち入る)モデル化を行う全脳エミショ/全脳シミショ研究と異な.ただしWBAアプローチにおいも,研究進展応じて必要があれば,より詳細レベルでのモデル化行う場合もありえ+狭い意味での全脳アーキテクチャ・アプローチは,[[理論基づくニューロコューティグ]]に対置され概念である。 
 +一方で全脳アーキテクチャ・アプローチを広くとらえ[[理論基づくニューロコンピューティング]]含むとする見方もある
  
 +また,しばしば[[汎用人工知能]]の実現に向けたアプローチとして,大脳新皮質の機能とモデル化に着目したアプローチが存在する(こちらは[[超脳知能]]の立場に近い)が,一方で価値システムなどを含む脳全体を扱うアプローチが有り,[[全脳アーキテクチャ・アプローチ]]はこちらに属する.
 +
 +
 +=== ミッション・ステートメントの遷移 ===
 +現在のミッション・ステートメントは、2015年8月12日の第15回[[WBAP]]研究打ち合わせ(第4回WBAI運営委員会)において合意されたもので、WBAPおよびWBAIにおいて支持されています。それ以前のミッション・ステートメントは「脳全体のアーキテクチャに学び人間並みの汎用人工知能を創る(工学)」であり、2015年2月6日の第10回WBAP全体会で合意されたものです。\\
 +
 +=== 既存研究との違い ===
 +このWBAアプローチは、汎用人工知能を工学的に構築するために脳を参考として用いるものであり、脳の理解を目指す[[神経科学]]もしくは[[計算論的神経科学]]研究とは一線を画するものです。\\
 +また、WBAアプローチは、脳における比較的荒い粒度の仕組み(主に神経回路レベル)から計算機能を参考にしようとしている点において、主に医療応用などを目指してより詳細なモデル化を行う[[全脳エミュレーション]]/[[全脳シミュレーション]]研究と異なります。
 +\\
 +\\
 +⇒ [[WBAの研究開発]]
  • 全脳アーキテクチャ・アプローチ.txt
  • 最終更新: 2022/05/03 16:18
  • by n.arakawa