脳全体のモジュール構成情報

差分

このページの2つのバージョン間の差分を表示します。

この比較画面にリンクする

両方とも前のリビジョン 前のリビジョン
次のリビジョン
前のリビジョン
脳全体のモジュール構成情報 [2015/11/03 16:47]
kawamura
脳全体のモジュール構成情報 [2015/11/03 16:58] (現在)
kawamura
行 26: 行 26:
  
 === モジュールを登録するコスト === === モジュールを登録するコスト ===
-開発しているモジュールの機能に応じて脳内の位置づけを決定しそれに応じてBriCA言語でコネクションを記述するコストが発生する+開発しているモジュールの機能に応じて脳内の位置づけを決定しそれに応じて BriCA 言語でコネクションを記述するコストが発生する
  
-※WBAI側にアドバイザーがいれば緩和できる+※ WBAI 側にアドバイザーがいれば緩和できる
  
 === モジュールを登録するコスト === === モジュールを登録するコスト ===
  
-コネクションの決定にあたってインタフェースに制約が生ずる +コネクションの決定にあたってインタフェースに制約が生ずる。 
-脳内の適切なモジュラリティを決定したりユーザ側のプログラムを適切に分割したりなどで対応する+ 
 +脳内の適切なモジュラリティを決定したりユーザ側のプログラムを適切に分割したりなどで対応する
  
  
行 44: 行 45:
 [[脳全体のモジュール構成情報]]の主要な情報源としては、様々な動物種における脳全体の[[メゾスコピック]]な接続(コネクトーム・データ等)が想定されています。 [[脳全体のモジュール構成情報]]の主要な情報源としては、様々な動物種における脳全体の[[メゾスコピック]]な接続(コネクトーム・データ等)が想定されています。
  
-コネクトーム・データを[[BriCA言語]]上で表現すること自体も一つの技術課題です。+コネクトーム・データを [[BriCA言語]]上で表現すること自体も一つの技術課題です。
 しかし仮に、「脳は機械学習モジュールに分解できる」という仮説を受け入れたとしても課題が存在し、今後の研究や検討が必要です。 しかし仮に、「脳は機械学習モジュールに分解できる」という仮説を受け入れたとしても課題が存在し、今後の研究や検討が必要です。
 以下に代表的な課題を列挙します。 以下に代表的な課題を列挙します。
  
-  * 課題1:静的なモジュール間結合は密すぎて認知アーキテクチャを構築するには不十分かもしれない。 +  * 課題1:静的なモジュール間結合は密すぎて認知アーキテクチャを構築するには不十分かもしれない。 
-  * 課題2:メゾスコピックなレベルでの神経集団のクラスタリングが機械学習モジュールとすべきクラスタと一致する保証がない。+  * 課題2:メゾスコピックなレベルでの神経集団のクラスタリングが機械学習モジュールとすべきクラスタと一致する保証がない。
   * 課題3:特定の認知タスクを実行しているコンテクストにおいてのモジュール間の関係性を考慮すべきであろう。   * 課題3:特定の認知タスクを実行しているコンテクストにおいてのモジュール間の関係性を考慮すべきであろう。
  
  • 脳全体のモジュール構成情報.1446536850.txt.gz
  • 最終更新: 2015/11/03 16:47
  • by kawamura