bricaプロジェクト

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bricaプロジェクト [2015/10/04 07:47]
ymkw
bricaプロジェクト [2022/10/12 14:41] (現在)
n.arakawa [BriCA プラットフォーム]
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-====== BriCAプロジェクト ====== +====== BriCA プロジェクト ====== 
-BriCA (Brain-inspired Computing Architecture) は, +BriCA (Brain-inspired Computing Architecture) プロジェクト[[WBAI]] 周辺において進められている[[脳全体統合環境の開発]]活動の一つであり[[コミュニティによるWBA開発]]を目しています。
-[[WBAP]]および[[WBAI]]において動いている研究開発活動の一つであり[[機械学習結合環境]]の構築を目的としている.+
  
 +ここで開発されているソフトウェア(脳型計算アーキテクチャ開発プラットフォーム)が BriCA プラットフォームと呼ばれるものです。
  
-将来的に,本ロジェクト成一部[[WBAI]]における標準的な[[機械学習結合環境]]する狙いがある.+===== BriCA ラッフォーム ===== 
 +BriCA プラットフォームは、主な構要素として以下2つ持ちます: 
 +  * [[BriCAコア]][[全脳アーキテクチャ中心仮説]] に基づき脳領域を模した能モジュール間で数値ベクトルの信号をやりとりする実行環境 
 +  * [[BriCA言語]]:アーキテクチャを記述する言語
  
 +脳型の[[認知アーキテクチャ]]開発のために作られたため、以下の点で[[全脳アーキテクチャ]]の実装に適したものとなっています。
 +  * 脳内の分散表現を模した数値ベクトル表現
 +  * 脳内の信号伝達を模したメッセージパッシング
 +  * 脳領域の階層性などアーキテクチャの適切な構造表現が可能
 +  * 脳と同様に領域間で逆誤差伝播を行わない。
  
-===== これまでの開発状況 =====+た、軽量スケーラブル、マルチプラットフォームという特長があり、OpenAI Gym(エージェント環境)をサポートするとともに、複数機械学習フレームワークを混合して用いることもできます。\\  
 +BriCAで記述したコンポーネント(モジュール)は再利用されることが期待されます。
  
-==== V0開発(2014年11月〜2015年3月) ====+[[BriCA言語]]では、記述したアーキテクチャをBriCAコアの実装に変換するインタプリタを提供しています。\\  
 +また、スプレッドシートで記述したアーキテクチャ(仕様書)をBriCA言語に変換するユーティリティも提供しています。
  
-==== V1 ====+詳細は以下のページを参照ください:**[[BriCA プラットフォームの使い方]]**([[https://www.slideshare.net/wba-initiative/brica202205pdf|説明会スライド]])
  
 +===== これまでの開発状況 =====
 +BriCA プロジェクトは[[https://lbc.riken.jp|理研BDRバイオコンピューティング研究チーム]]の主導により2014年の夏頃から開始されました。\\
 +2022年のはじめに実利用に関してプラットフォームの周辺ソフトウェアが整備されました。
  
 +==== V0 開発(2014年11月〜2015年3月) ====
 +BriCA コアの Java 実装(プロトタイピング)を行いました。
  
-=== V1開発におけるBriCAコア === +==== V1 開発(2015年3月〜) ==== 
- +現在運用・保守中のバージョンです(Pure Python実装\\ 
- +[[BriCAコア]]を参照ください。
-[[http://wbap.github.io/BriCA1/brica1/brica1.html|Version 1]] は Python 実装されています([[https://github.com/wbap/BriCA1|APIソースコード]])。 +
- +
-抽象化された形で接続(アーキテクチャ)を記述するためのBriCA言語も実装中です。 +
- +
-==== ソースコードとドキュメント ==== +
-  * [[https://github.com/wbap/BriCA1 | wbap/BriCA1]] +
-  * [[http://wbap.github.io/BriCA1/ | Welcome to BriCA1’s documentation! — BriCA1 1.0.0 ドキュメント]] +
-==== 参考文献 ==== +
-  * [[https://kaigi.org/jsai/webprogram/2015/pdf/2I4-OS-17a-1in.pdf|認知ンピューティングのための汎用ソフトウエプラットフォームの設計と開発]], 高橋 et al. (2015)+
  
 +==== V2 開発 ====
 +最新版([[https://pypi.org/project/BriCA2/|pip]])です。[[https://wba-initiative.org/3401/|2018年のハッカソン]]で用いられましたが、まだ文書化されていません。
  
 +===== 参考文献 =====
 +  * [[https://www.ai-gakkai.or.jp/jsai2015/webprogram/2015/pdf/2I4-OS-17a-1in.pdf|認知コンピューティングのための汎用ソフトウエアプラットフォームの設計と開発]]、 高橋 et al. (2015)
  • bricaプロジェクト.1443912432.txt.gz
  • 最終更新: 2015/10/04 07:47
  • by ymkw