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brica言語 [2015/10/04 08:56] ymkw |
brica言語 [2015/10/14 13:28] n.arakawa [BriCA言語の意義] |
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====== BriCA言語 ====== | ====== BriCA言語 ====== | ||
+ | [[BriCAプロジェクト]]において開発されている、複数のモジュールからなる[[認知アーキテクチャ]]の枠組みとしての[[モジュール構成情報]]を統一的に記述するためのDSL(Domain Specific Language: | ||
+ | これは[[https:// | ||
- | [[BriCAプロジェクト]]において開発されている, | + | ==== BriCA言語の意義 ==== |
- | 脳全体を参考にして認知アーキテクチャの枠組みを与えるための言語. | + | BriCA言語は、[[コミュニティによるWBA開発|コミュニティによる認知アーキテクチャ開発]]を促進することができます。 |
+ | それはなぜでしょうか。 | ||
- | 少なくとも脳全体のメゾスコピックな接続(コネクトーム・データ等)を取り込みうる[[脳全体のモジュール構成]]を含む. | + | - 汎用人工知能を実現する、大規模な認知アーキテクチャを機械学習等のモジュールを組合せとして実現するには、その開発を加速するために開発者コミュニティによる分散共同開発が有効です。 |
+ | - 分散共同開発が機能するためには、個別に開発された機械学習モジュールを円滑に共有・流通・組み換え・再利用・置換など実現するために、モジュール間の接続インタフェースの情報を共通化し共有する仕組みが必須です。 | ||
+ | - その仕組みとして、下記のような条件を満たす仕様を備えたDSLが有効となります。 | ||
+ | * 特定の計算機環境(計算機言語、OSなど)に依存しない。 | ||
+ | * 機械学習をモジュールとみなしううる粒度において、モジュール間のインタフェースを記述できる。 | ||
+ | - これを記述するDSLとして、BriCA言語は以下のような仕様をもちます。 | ||
+ | * モジュール群とそれらが持つポート、およびそれらの間の接続の情報を含みます。 | ||
+ | * モジュールの包含関係の階層性の情報を含みます。(モジュール階層性) | ||
+ | - したがって、BriCA言語による記述は[[モジュール構成情報]]を持つことができます。 | ||
+ | |||
+ | === WBAアプローチにおけるアーキテクチャ記述言語の有用性 === | ||
+ | |||
+ | 一般的にみると,[[https:// | ||
+ | |||
+ | - UMLのような汎用的なもの以外に国際的な標準規格がない。 | ||
+ | - 現状のADLの構文解析は複雑であり、商用ツールで対応していない。 | ||
+ | - 今のところ研究レベルに留まっており、商業的に広く使われるには至っていない。 | ||
+ | - 特定の分析に特化して最適化しているものがほとんどである。 | ||
+ | |||
+ | 特に全脳アーキテクチャ・アプローチ固有の事情により、アーキテクチャ記述言語のが有用性があるかどうかの議論が必要です。 | ||
+ | |||
+ | 以下に考えられる理由をのべます。 | ||
+ | |||
+ | * 脳型制約が存在しなおかつその記述はモジュール内の開発者と異なるアーキテクトによって[[モジュール構成情報]]として記述される.この分業化を促進するために言語が必要である。 | ||
+ | * 一般のソフトウェア開発はモジュールを必要に応じて追加することがしばしば行われるが,WBAの開発においては脳器官として意味づけられたモジュールを「置換」するという操作が頻繁に行われる.この操作を行うためには統一的に記述された[[モジュール構成情報]]の存在が必須であり,それを記述する言語が必要である. | ||
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+ | ==== BriCA言語の仕様 ==== | ||
+ | BriCA言語の仕様は、[[https:// | ||
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+ | ==== 参考 ==== | ||
+ | [[https:// | ||