強いAI

哲学者ジョン・サール は「中国語の部屋」の議論において、AIに関する「強い仮説」と「弱い仮説」を区別した。

「強い仮説」によれば、適切にプログラムされたコンピュータは言葉の理解などの心的能力を持つ。
「弱い仮説」によれば、コンピュータはいかにプログラムされても、心的能力を持つことはない。

このことから「強いAI」は、心的能力を持つ AI であるということになる。

もちろん、どのようなプログラムを実行するコンピュータが心的能力を持つといえるかは議論のあるところである。

全脳アーキテクチャ・アプローチは哲学ではなく工学なので、創ろうとする AI が心的能力を持つかどうかについてコミットはしないが、その機能について心的な用語を(少なくとも比喩的に)使用する。

参考