特定非営利活動法人全脳アーキテクチャ・イニシアティブ(WBAI)で事務局長をさせていただいている荒川直哉です。
WBAI事務局は、私を含め非専任の職員2名からなり、外部との事務的なやりとりや会計の事務、内部での総会や委員会を含む会合の開催などを主な業務としています。事務局長としては、さらに戦略的な事項について理事や社員のみなさまと調整を行ったりしています。
私とWBAIとの関わりは、2014年の3月に開催された有識者による全脳アーキテクチャ討論会に「汎用人工知能輪読会(現研究会)」からのオブザーバーとして参加したときに遡ります。その後、WBAIの設立につながる準備会に何度か参加させていただき、設立時に社員(正会員)となりました。その後、代表や事務の業務増加に伴い、2016年1月に事務局長に就任しました。事務局の仕事のほか、従前より人材育成関係のとりまとめと海外広報を担当しています。
全脳アーキテクチャに関心を持った理由としては、一つには汎用人工知能研究会での活動も含め、汎用人工知能の可能性を探っていたということがあります。もう一つは、はるか昔、学部時代に全脳アーキテクチャに近い発想で知能の仕組みを探ろうとしていたということがあります。その後、脳の研究とはまったく関係のない経歴をたどってきたのですが、WBAIへの参加によりかつての目標が戻ってきたということで、不思議な縁を感じています。
WBAIの活動は、創設賛助会員・賛助会員のみなさま、ボランティアスタッフのみなさま、勉強会など関連コミュニティに参加されているみなさま、学術機関のみなさまなど、さまざまな方の日頃のご支援によって成立しています。
最後になりますが、有形無形のご支援をいただいているみなさまに感謝を申し上げるとともに、今後ともどものご支援をお願いいたします。