こんにちは。慶應義塾大学修士2年の大澤正彦と申します。
このブログ記事のシリーズ「WBAIと私」の4人目の筆者を担当させていただくことになりました。
私はWBAIのメンバーではありません。では、WBAIと私がなぜこのブログの筆者になったのか。そもそもどのようにWBAIと出会い、関わってきたのか。そして今後どうなっていきたいのか。簡単にですがお話しさせていただきます。
出会い
出会いは2014年3月に開催された第3回全脳アーキテクチャ勉強会に参加したことでした。
自分が想像していた以上の「解釈が進んだ神経科学の世界」「工学への応用基盤」に驚き、期待しました。そして神経科学と工学とをつなぐ1つのアプローチとしての全脳アーキテクチャという方法論に共感しました。
以来、私は勉強会に毎回出席するようになり、いつの日からか運営のお手伝いをさせていただくようにもなりました。そしてある日、全脳アーキテクチャ勉強会から独立して、「全脳アーキテクチャ若手の会」を立ち上げるという大きな選択をしました。
全脳アーキテクチャ若手の会
全脳アーキテクチャ若手の会は2014年の夏に創立しました。
当時全脳アーキテクチャのように機械学習や神経科学、認知科学など多岐にわたる専門知識を広くカバーする勉強会をイメージして立ち上げたものの、現在では大きく趣旨が変わっています。
たとえば、おおよそ月に1回開催しているニコニコ生放送を利用した勉強会は、1人の学生が毎回テーマに合わせて2~6か月かけて勉強し、約2時間の講演を行っています。そのためにメンバー全体で何度も発表者の講演を直し、議論して1つの「作品」を作り上げます。講演者の学生は、講演前とは比にならないほどの専門知識、論理的思考、そしてプレゼンテーション能力を手にしています。
2015年12月には社会人支部をあらたに創立し、この会で活躍する方の層がより一層広くなりました。社会人支部を中心に開催している「カジュアルトーク」は、発表者・聴講者ともにリラックスして気軽に参加できる勉強会で、毎回大盛況です。
女性メンバーが多いことを活かして、女子会トークをYoutubeで公開したり、データ解析の部活を開催したり、医学系の科研費プロジェクトにご協力したりと、創立からまもなく2年を迎える今も、活動の幅は広がる一方です。
全脳アーキテクチャ若手の会を通してできたつながり
この活動を通して、本当にたくさんの人と出会いました。
会の運営メンバーや、イベントにご参加いただいた方々、ニコニコ生放送やYoutubeで会を見守ってくださる方、そしてスポンサーとして支えてくださる企業の方々には特にお世話になっております。
そして、WBAIも私たちにとって大切なつながりの1つです。
WBAIとは、2015年秋に全脳アーキテクチャハッカソンを開催しました。優秀な成果を残したチームのいくつかは、国際会議や国内研究会にて成果発表するなど大成功をおさめました。これらは、若手の会のメンバーのみでは実現できなかった大きな成果であり、WBAIの方々には本当に感謝しております。
私とWBAI
私はWBAIの皆様からこれまで大きなサポートや情報共有をしていただきました。
そしてWBAIとWBA若手の会という2つの組織はこれからも、共通の目標に向かって異なるアプローチで取り組む貴重なパートナーであり続けたいと思います。
今は私たちが助けていただく部分が大きいかもしれませんが、いつかは私たちがWBAIのライバルになれたら・・・!という野望をひそかに抱いています。