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全脳アーキテクチャを確率的生成モデル化するための3論文(プレプリント)の公開

脳全体のアーキテクチャに学んでAGI構築を目指す全脳アーキテクチャ・アプローチは、WBAI創設以前から5年以上の期間を経てしだいに形作られてきました。現状での「BRA駆動開発」を軸とした脳型AGI構築手法を総括した記事を執筆しました[1]。

脳のアーキテクチャに基づいて、脳型の確率的生成モデル(PGM)を構築については、以前より、谷口忠大氏、中村友昭氏、長井 隆行氏らと、萌芽的な検討を進めていました。昨年から、銅谷賢治氏、坂上雅道氏、鈴木雅大氏、谷口彰氏らも交えてロボットのための全脳確率生成モデル(WB-PGM)の議論を進めた成果を記事としました[2]。

このWB-PGMを体現する具体事例として、谷口彰氏・布川絢子氏と共同執筆にて、WBAIが開発したStructure-constrained Interface Decomposition (SCID)法を海馬体に適用して得た脳参照アーキテクチャ(BRA)に対して、SLAMを参照しつつ生成・推論アロケーション処理を行うことで確率的生成モデル(PGM)を得た成果も記事としました[3]。

これら3論文は、いずれも現在Neural Networks誌におけるAI関連の特集号に投稿中ですが、先行してプレプリントを公開中です。

  • [1] Yamakawa, H. (2021). The whole brain architecture approach: Accelerating the development of artificial general intelligence by referring to the brain. In arXiv [cs.AI]. arXiv. http://arxiv.org/abs/2103.06123
  • [2] Taniguchi, T., Yamakawa, H., Nagai, T., Doya, K., Sakagami, M., Suzuki, M., Nakamura, T., & Taniguchi, A. (2021). Whole brain Probabilistic Generative Model toward Realizing Cognitive Architecture for Developmental Robots. In arXiv [cs.AI]. arXiv. http://arxiv.org/abs/2103.08183
  • [3] Taniguchi, A., Fukawa, A., & Yamakawa, H. (2021). Hippocampal formation-inspired probabilistic generative model. In arXiv [cs.AI]. arXiv. http://arxiv.org/abs/2103.07356

なお、本研究にあたっては、脳情報動態脳とAIを含む多くの皆様のご支援を得て進めることができたことに感謝致します。

 

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