WBA勉強会実行委員の藤井と申します。普段は事業会社でデザイナーとして働いていますが、同時に2016年からボランティアでWBA勉強会のお手伝いをしています。
WBAIとの出会い
私はWBAI関係者の中では、一番の畑違いかと思います。
きっかけは、2014年に参加した松田卓也先生のシンギュラリティの講義でした。ワクワクもするし怖くもある未来予測に触れ、もっと未来のAIについて知りたいと思いました。そしてWebでWBA勉強会を見つけ、一般参加するようになりました。
2015〜16年は第3次人工知能ブームの盛り上がりに対し、まだ情報は少なかったと覚えています。WBA勉強会は公開すれば1〜2時間で満席、参加すること自体が難しい勉強会でした。そんな中、幸運にも勉強会に参加でき、そこでWBA勉強会はデザイナーにとっても学びのある場だということを知りました。
デザイナーは、ユーザーにどう情報を伝え、どう行動してもらうかを設計する仕事です。脳のメカニズムの理解を深めることは、デザイナーにも有用なことでした。
ただ人気の勉強会だったので、何度か参加できないことがあり、実行委員として運営のお手伝いをすることで毎回参加するようになりました。
WBAIで得たモノ
実行委員の仕事は、勉強会の運営です。各勉強会の1ヶ月前に実行委員会があり、そこで大枠の進行や各種担当を決めます。それ以外はSlackで連絡を取り合っています。はじめて実行委員に参加した方は、まずは会場で参加者にマイクを渡すなどの簡単な担当を任されます。
私は、神経科学や工学についての専門知識はないので、当初はポスターや名刺などの制作を担当していました。その後は、山川先生や他の実行委員からのサポートもあり、何度か実行委員長も担当しております。
実行委員をやってよかったなーという事は、いくつかあります。
- 第一線で活躍する先生方の思考に触れることが出来る
- ボランティア組織の運営ノウハウを学べる
- 普段とは違った人脈を築くことが出来る
- 勉強会や懇親会に、無料で参加することが出来る
- 将来やりたいデザインの仕事を見つけた
1〜4は、多くの方に当てはまるかと思います。5は、自分にとって一番大きな収穫でした。
自分には2人の娘がいます。10年、20年先、彼女らが社会で活躍する未来をより良くしたい、そんな仕事をしたいと考えていました。この先AIはより高度になり、人々は自分の決断の多くを、高度なAIに委ねるのだと思います。その人間とAIとの関係性をどう設計するかは、社会に大きな影響を与えると考えており、私はデザイナーとしてその設計に関わりたいと考えるようになりました。
みなさまへ
私は、WBAIのビジョン「人類と調和する人工知能のある世界」に共感し、この先やりたいことの解像度が上がりました。畑違いの私にも得られるモノがありましたので、神経科学や工学に関わられている方であれば、きっとより多くのモノを得られると思います。もし実行委員にご興味をお持ちいただけましたら、勉強会でスタッフにお声がけいただくか、サイトよりご連絡下さい。
また、代表の山川先生、事務局長の荒川さん、実行委員の皆さま、勉強会に参加してくださる皆さま、いつもありがとうございます。そして、今後ともよろしくお願いします。