現在、以下の人員を常勤もしくは非常勤として募集しております。ご興味を持たれた方は文末の問い合わせ先よりご連絡ください。
【専門分野】
システム神経科学、ニューロインフォマティクス
【研究内容】
本募集は、脳全体のアーキテクチャから学んで人工知能ソフトウエアの構築を推進する全脳アーキテクチャアプローチの研究と開発に関わるものです。
現在、そのアプローチは脳参照アーキテクチャ(BRA)駆動開発によって進められています。そこではまずメゾスコピックレベルの解剖学的構造である脳情報フロー(BIF)を抽出し、それと整合的な計算機能の仮説的コンポーネント図(HCD)を設計します。そしてそのHCDを参照しながら脳型ソフトウエアを実装します。
本募集では特に、HCDの構築を中心とした、BRA駆動開発全般に関わる研究と開発に関わりたい人材を募集します。(参考: HCD data preparation manual-jp: https://bityl.co/DKTD )
具体的に順次進めるべきテーマとしては以下などがあります。
◇仮説的コンポーネント図(HCD)関連
- 既存計算モデルのHCDへの変換
- 新しいHCDの設計
- HCDの記述形式の改善
- 複数のHCDの統合して脳全体の設計情報を得る
- HCDを用いたソフトウエアの実装
◇Neural Behaviour and Process(NBP)関連
- 神経活動データと行動データの関連性を解析するエンコード/デコード処理
- 神経活動データとBRAとの整合性評価
◇脳内情報フロー(BIF)関連
- 領域間投射の有無などに関わるデータの信憑性評価
- BIFに繰り返し出現するモチーフと計算機能の関係解析
これらテーマのはある程度の範囲(常勤の場合)、もしくは一部(非常勤の場合)をカバー頂きたい。様々な関連テーマについて、自ら研究と開発を進めて頂きつつ、チーム活動・外部連携・ハッカソン等イベント運営を通じて、本活動の巻き込みを図り、これら活動の活性化を促進していただきたいと思います。
【勤務場所】
東京大学(文京区本郷)
原則的にはオンライン作業(ご自宅等)
週1回程度の(オンライン)MTG
【採用時期】
随時
【任期】
応相談
最長で4年半(2027年3月まで)
【待遇】
応相談(能力による)
【応募資格】
情報科学(特に人工知能)と神経科学が交わる分野に興味があり、関連分野における修士卒以上の能力を持つ者。複数の学術発表経験(できれば論文)があることが望ましい。
【応募書類】
関連分野における研究等の業績を示すもの(CV等)
ご興味を持たれた方は下記までご連絡ください