「私とWBAI」全脳アーキテクチャ若手の会 社会人支部代表 芦原佑太

全脳アーキテクチャ若手の会、社会人支部代表の芦原佑太です。
普段は株式会社クロスコンパスという会社でDeepLearningに関する研究開発を行なっております。弊社では主に製造業向けのコンサル事業を行なっておりまして、研究開発については、現在センサー系や画像系に対してのものが非常に多いです。

〜WBAIとの出会い〜

私が WBAIと関わるようになったのは、偶然見つけた全脳アーキテクチャ勉強会という勉強会のネーミングに興奮し、その勉強会の第3回に参加したことがきっかけでした。もともと魅力的に感じていた脳型アーキテクチャの魅力をさらに感じ、その後も WBAIの様々な活動に参加してきました。特に、第二回全脳アーキテクチャ・ハッカソン「みんなで作る認知アーキテクチャ」では、実際に参加者として作る側で活動させていただき、ハッカソンではWBAIの多くの方々にお世話になりました。

〜WBAIの良いところ〜

自身の研究や勉強に、大きなプラス効果を生み出す外部要因の一つは、身近に色々な分野毎のスペシャリストがいる、という事実だと思います。WBAIは、そんなスペシャリストが多く参加しているところだと感じています。例えば、 動物が寝ている最中に夢を見るところから着想を得た、人間の海馬の機能と言われている部分から着想を得た等、優れたアーキテクチャを生む経緯は、決して機械学習だけの勢いでは描かれることはなく、分野を越えた知見が必要だと感じます。WBAIには、分野を越えた知見を得る機会があり、優れた知識とコネクションの集合体であるWBAIは、主体性を持って参加することに、大きなリターンを与えてくれます。個人的には、あまり触れることのなかった神経科学の世界に詳しい方が多くいるのが大変魅力的です。

〜今後の関わり〜

人工知能、あるいはAIといった単語が飛び交う機会も増えた昨今では、現状は特化型AIの需要が高いと感じます。一方、WBAIと我々全脳アーキテクチャ若手の会は、それら特化型と比較して、長期的な目線で汎用人工知能の実現を目指す団体として、多くの人を巻き込む魅力を持たなければなりません。私ができることは、この全脳アーキテクチャ若手の会の立場で、汎用人工知能への関心を持ってもらえる方を増やしていくことと同時に、そういった方々が勉強できる環境を作っていくことなのだろうと感じています。