第2回国際全脳アーキテクチャー・ワークショップ

WBAIからのお知らせ
February 24, 2025, Hybrid

Welcome

2025年2月24日(ハイブリッド形式)開催の第2回国際全脳アーキテクチャワークショップへようこそ!

脳型人工知能の構築は、人間の優れた問題解決能力を工学的に実現する有望なアプローチです。このためには、脳の計算機能を理解し、模倣することが不可欠です。この取り組みには、神経科学、認知科学などの幅広い分野の知見が必要とされます。

このために、標準化されたデータ形式でのBRAデータ(※1)およびデータ論文の情報公開と共有、さらには統合化を目指して開催されるワークショップシリーズの第二回となる国際ワークショップを開催いたします。ワークショップでは、専門家によるデータの議論を通じて学術的価値の明確化、そして様々な分野の研究者の一堂会合によるBRAデータへの応用可能性の理解深化を通じて、本分野の発展への貢献が図られると期待しています。皆様からの積極的なBRAデータとデータ論文の投稿および参加をお待ちしております。

※1. 脳参照アーキテクチャ(Brain Reference Architecture: BRA)は、脳型ソフトウエアの設計情報であり、人の認知行動との関係が明らかな脳のメゾスコピック・レベルの解剖学的構造を基盤とした脳情報フロー(Brain Information Flow: BIF) 、それに整合的な計算機能の記述である仮説的コンポーネント図(Hypothetical Component Diagram: HCD)、およびHCDの各コンポーネントを基盤とした機能の階層関係を表現する機能階層図(Function Realization Graph: FRG)からなります。BRAデータはBRAを表したデータを指し、テンプレートファイルも公開されています。

Call for Data and Papers

*直近の締切は「データ論文要旨の提出」です. (締切日:11月15日)

開催趣旨

脳型人工知能の構築は、人間の優れた問題解決能力を工学的に実現するための有用なアプローチであり、脳の計算機能を理解・模倣することが不可欠です。そのためには、神経科学や認知科学をはじめとした幅広い分野の知見が必要です。しかし、これらの知見は分野を超えて膨大に存在するため、標準化されたデータ形式で設計情報を公開し、知識の共有・統合化を促進することが重要です。そこで、脳型人工知能の設計・開発に関する国際ワークショップを開催し、脳型人工知能の設計・開発に関する標準データ(BRAデータ)の国際的な共有と協力を促進します。また、BRAデータを説明する補助的な情報であるデータ論文の共有と専門家による議論を通じて、各データの学術的価値を明らかにすることを目指していきます。

つきましては、皆様からのBRAデータおよびそのデータを説明するデータ論文の投稿を募集いたします。採録されたBRAデータはBRA Editorial System  (BRAES)というポータルサイトで公開されます。対応するデータ論文はデータ採録後、プレプリントサーバ(Jxiv)へ登録を行っていただき、本ワークショップの投稿サイトにてDOIの投稿を行っていただきます。登録された論文のDOIは本ワークショップのプログラムページ(本ページ)で公開されます。このようにして、脳型人工知能の設計情報の共有・統合化がなされることで、この分野の発展に貢献することを期待しています。皆様からの積極的なBRAデータとそれに対応するデータ論文の投稿をお待ちしております。

投稿内容

本ワークショップに向けてのBRAデータの投稿および、登録済みのBRAデータについて説明するデータ論文の投稿を募集いたします(募集開始日:2024年10月20日)。投稿いただいたBRAデータおよびデータ論文はそれぞれ査読され、採録になったものについては、ワークショップ当日にデータに関する発表を行っていただきます。

データ投稿にあたり、事前にデータ論文の要旨の提出を行っていただきます。データ論文の要旨を提出後、期日までにBRAデータおよびデータ論文の提出を行っていただきます。データ論文は、BRAデータの内容について説明する論文であり、プレプリントサーバへの登録後、本ワークショップの投稿サイトにてDOIとあわせて投稿を行っていただく必要があります。登録されたデータ論文のDOIは、ワークショップのプログラムページ(本ページ)で公開される予定です。

BRAデータとデータ論文はそれぞれ査読が行われ、採録された投稿については、国際シンポジウム当日にデータの内容についてのプレゼンテーションを行っていただきます。(.投稿者は査読者に割り当てられることがあります。)

データ論文要旨(締切日: 2024年11月15日)

以下のフォームから、第二回国際WBAワークショップのBRAデータ論文の要旨を提出してください。本要旨の提出をもって、ワークショップでの発表申込として扱います。

データ論文要旨投稿フォーム: フォームへのリンク

データ(締切日: 2024年12月20日)

データ論文および論文DOI(締切日: 2025年1月4日)

以下の要項に従ってデータ論文の作成および DOIの提出を行ってください。

  • テンプレートは以下をご利用ください(TeX)。
  • ページ数に上限はありません。
  • 言語は英語で作成してください。
  • Jxivへ事前に投稿の上、期日までにJxivのDOIを BRAES に提出してください。
    • DOIの提出はアクセプトされたデータに関してのみ受付いたします。
    • Jxiv投稿のためには、research map または ORCIDへの登録が必要です。事前にJxivの規約・ガイドライン・マニュアルを御確認下さい。
    • Jxivへの掲載には時間を要するため、早めの投稿をお願い致します。
  • 以下の投稿ページよりデータ論文及びPaper DOIの投稿をお願いします。
    • 公開予定

Important Dates

  • 投稿申込受付開始 2024年10月20日 0:00(JST)
  • データ論文要旨提出締切 2024年11月1日 23:59(JST) 2024年11月15日 23:59 (JST)
  • BRAデータ投稿締切 2024年12月20日 23:59(JST)
  • データ論文の投稿締切 2025年1月4日 23:59(JST)
  • BRAデータ完成版投稿締切 2025年1月4日 23:59(JST)
  • データ論文採録通知  2025年1月24日 23:59(JST)

開催日時・会場

  • 日時:
    • 2025年2月24日 (月) 8:30-12:30
  • 会場 (Hybrid):
    • 東京(会場は追ってご案内します)
    • . 現地参加者数には限りがございます。

Program

TBD

Chairs & Committees

General Co-Chairs

  • プログラム委員長:田和辻 可昌 (東京大学, 全脳アーキテクチャ・イニシアティブ)
  • 実行委員長: 山川 宏 (全脳アーキテクチャ・イニシアティブ)

Members

  • 芦原佑太(日本大学)
  • 荒川直哉(全脳アーキテクチャ・イニシアティブ)
  • 鈴木雄大(東京大学)
  • 田中康裕(玉川大学)
  • 谷口彰(立命館大学)
  • 中江健(自然科学研究機構)
  • 中島毅士(立命館大学)
  • 本多祥子(東京女子医科大学)
  • 水口成寛(東京大学)
  • 宮本竜也(早稲田大学)
  • 山内直寛(沖縄科学技術大学院大学)
  • Halwa Zakia(京都大学)

Advisors

  • 浅川伸一(東京女子大学)
  • 市瀬龍太郎(東京工業大学)
  • 大森隆司(玉川大学)
  • 高橋亘一(理化学研究所)
  • 銅谷賢治(沖縄科学技術大学院大学
  • 尾藤晴彦(東京大学)
  • 松崎政紀(東京大学)

参加申し込み・参加方法(参加無料)

現地参加

確定次第アナウンス致します。

オンライン

  1. 下記のリンクからフォームにすすみ申し込みください。
    • Form link(後日公開予定です)
    • 現地参加枠には限りがございますので、予めご了承ください。
  2.  開催前日および当日、 zoom ミーティングの登録情報(URL)を記したお知らせが届きます。
  3. 登録をいただきますと、Host WBAI (noreply@zoom.us) から 当日のzoom アクセス用のリンクを含むメールが送られてきます。
  4. zoom ミーティングへの参加が初めての方は、事前にお使いの端末にデスクトップアプリをインストールしておいてください。デスクトップアプリを使用せずにWebブラウザから参加いただくことも可能です。
  5. 開場時間になりましたら登録後に送られてきた参加用URLをクリックし、zoomにアクセスしてください。

*投稿者は自動的に参加登録したとみなされます。

査読基準

データ論文の査読は、以下の基準に基づいて行われます。

  1. 了解性 論文の内容が明確かつ簡潔に記述されており、読者が容易に理解できる
  2. 再現性 データの収集、処理、分析の方法が詳細に記述されており、他の研究者が同様の結果を再現できる
  3. 透明性 データセットの構築プロセス、使用したツールや技術が詳細に説明されており、研究の全過程が明らかである

Contacts

ご不明点がございましたら、以下の連絡先までメールにてお問い合わせください。