第21回 全脳アーキテクチャ勉強会~推論~

概要

推論は人間の知能の中核とも言える機能であるが、脳におけるその実現形態はいまだ不明である。一方で現象面では認知科学は推論について多くを明らかにしており、また人工知能(AI)ではすでに論理的・確率的な計算論が確立している。

しかし人の推論は人工知能の推論と異なるものがあるとも思われる。
ここで、人の脳における推論のメカニズムについて、脳の現象、人の行動、AIの計算論を突き合わせて議論することは、Deep Learningなどの機械学習の機能の高度化や人と類似した汎用AIの実現に有益と考える。

そこで今回の全脳アーキテクチャ勉強会は、脳、認知、AIの3方向から推論について論じていただき、その統合的理解の可能性を考える。

勉強会開催詳細

  • 日 時:2018年3月15日(木) 18:15~20:45(17:30 開場)
  • 場 所:株式会社 東芝 神奈川県川崎市幸区堀川町72番地34 ラゾーナ川崎東芝ビル 15F (株式会社 東芝様のご厚意による会場ご提供)
  • 定 員:学生枠 40名 一般枠 320名
  • 参加費:無料
  • 主 催:NPO 法人 全脳アーキテクチャ・イニシアティブ
  • 後 援:株式会社 ドワンゴ

プログラム

時間 内容 講演者
18:10 開会の挨拶 山川宏(全脳アーキテクチャ・イニシアティブ代表)
18:15 導入 大森隆司(玉川大学)
18:25 【脳科学】前頭葉での推論(資料 坂上雅道(玉川大学)
18:55 【認知科学】人の推論過程 服部雅史(立命館大)
19:25 休憩
19:40 【人工知能】ベイジアンネット(資料 植野真臣(電気通信大学)
20:10 導入(資料 大森隆司(玉川大学)
20:20 ディスカッション
20:40 Closing Remark 山川 宏 (ドワンゴ人工知能研究所)
20:45 終了

外部リンク
DoorKeeper
写真