機械学習:自己組織化

生命現象(遺伝子の発現とか)や複雑系の文脈で使われる自己組織化と、機械学習の文脈で使われる自己組織化は異なります。ニューラルネットワークの文脈ではコホネンの自己組織化マップが有名です。コホネンの場合、複雑な情報を2次元の地図として描くことを行ないます。脳は3次元の構成物ですが、大脳皮質だけを考えれば一番外側にある大脳新皮質は2次元と考えることができます。大脳新皮質は折りたたまれていますが、広げると新聞紙一枚くらいです。この新聞紙に、似た情報は近くに、離れた情報は遠くに配置されるように徐々に訓練していき、地図を描くことを自己組織化と言います。

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  • 最終更新: 2016/12/02 14:35
  • by n.arakawa