認知アーキテクチャ

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認知アーキテクチャ

知的エージェント(動物や機械)を構成するコンポーネントの配置を描いた固定的な設計図(学習部分ではない)であり, これにより認識行動の全体を統合的に理論化し実装しようとします.

ここでは,高次の思考,知覚、運動制御,感情などのプロセスを統合することを目指しており,認知的行動の特定の側面に着目した認知モデルとは一線を画しています.

認知アーキテクチャ研究は汎用人工知能研究の主要なパートであり,そもそも多くの認知アーキテクチャの研究自体が人のような汎用性を目指しています.

認知アーキテクチャにおいては,そこに含まれる,コンポーネントの組合せ(相互作用)を通じて,多様な機能をもたらしうるアーキテクチャがエレガントであるとみなされ,これにより予期しない/未知の事態への何らかの舞いが可能となります.

またリアルタイムな挙動(反応速度)が実現が実現できることが期待されており,人間を想定すれば50〜数100msec程度のサイクルで反応する必要があり,データ解析などのようにバッチで処理されるものではありません.

参考: 認知アーキテクチャ@汎用人工知能と技術的特異点

  • 認知アーキテクチャ.1443939550.txt.gz
  • 最終更新: 2015/10/04 15:19
  • by ymkw