brica言語

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BriCA言語

BriCA プロジェクトにおいて開発されている、複数のモジュールからなる認知アーキテクチャの枠組みとしてのモジュール構成情報を統一的に記述するためのDSL(domain-specific language:ドメイン特化言語)です。

BriCA言語は、コミュニティによる認知アーキテクチャ開発を促進できます。 それはなぜでしょうか。

  1. 汎用人工知能を実現する、大規模な認知アーキテクチャを機械学習等のモジュールを組合せとして実現するには、その開発を加速するために開発者コミュニティによる分散共同開発が有効です。
  2. 分散共同開発が機能するためには、個別に開発された機械学習モジュールを円滑に共有・流通・組み換え・再利用・置換など実現するために、モジュール間の接続インタフェースの情報を共通化し共有する仕組みが必須です。
  3. その仕組みとして、下記のような条件を満たす仕様を備えたDSLが有効となります。
    • 特定の計算機環境(計算機言語、OSなど)に依存しない。
    • 機械学習をモジュールとみなしううる多段の粒度において、モジュール間のインタフェースを記述できる。
  4. これを記述するDSLとして、BriCAは以下の様な仕様をもちます。
    • モジュール群とそれらが持つポート、およびそれらの間の接続の情報を含みます。
  5. 結果として、BriCA言語による記述は、モジュール構成情報を持つことができます。
    • 脳全体のモジュール構成情報は、脳全体についてのモジュール構成情報となります。

BriCA言語の仕様は、BriCA Language Specificationに詳しく書かれています。

  • brica言語.1444240100.txt.gz
  • 最終更新: 2015/10/08 02:48
  • by t.sato