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国際会議BICA:WBAIメンバーの活躍

フランス・リヨンにて11/6~11/8の日程で開催されたBICA 2015にWBAIのメンバーが参加して参りました。今回はBICAに参加したメンバーの活動ご報告致します。 (BICA参加についての報告は、以前の記事をご参照ください)

BICAとは

Biologically Inspired Cognitive Architectures (BICA)とは生物学的な知能に基づいた知的エージェントを構築するためのフレームワークのことを指します。 本学会ではヒトレベルの認知アーキテクチャを実現するため、生物の知能に学び理論と実装の両面から アプローチした様々な研究についての発表が行われています。 今回第6回となるAnnual International Conferenceでは9名による招待講演 (うち一名は発表取り消し) 15名の基調講演,そして約100名の参加者から投稿された63件の一般講演から成り,3トラック並列で行われました。

WBAIメンバーの発表

一般枠にて大森隆司先生による発表「Modeling of Stress/Interest State Controlling in Robot-Child Play Situation」及び高橋恒一先生による発表「A Generic Software Platform for Brain-inspired Cognitive Computing」が行われ活発な質疑応答と議論が起こりました。また栗原聡先生、荒川直哉先生両名も会議に参加し様々なディスカッションを行いました。

WBAセッション

三日間の日程で開かれたBICAでしたが、二日目には学会のご好意で設けていただいた特別セッションでWBAIからの参加者を中心としたワークショップが開催されました。約20名の方々にご参加頂いたWBAセッションではWBAIの代表山川と理事髙橋による紹介のプレゼンテーションに始まり、第一回ハッカソンの優勝チームである伊藤チームのリーダー伊藤による成果の発表、そしてパネルディスカッションを行い国際的に見たWBAの重要性などについて議論を交わしました。

山川・髙橋によるプレゼンテーション

髙橋恒一先生による全脳アーキテクチャ実装のためのソフトウェアフレームワーク・BriCAについての発表です。

山川宏先生による汎用人工知能とその実現に向けた全脳アーキテクチャのアプローチについての発表です。

伊藤チーム成果発表

伊藤チーム (伊藤健史・浮田純平・加藤郁佳) のリーダー伊藤による、ハッカソンの成果物「場所細胞を用いた好奇心ベースの探索」に ついての発表です。

パネルディスカッション

2016年のHuman-level AI会議の議長を努めることとなっているTarek Besold氏を座長に迎え、 BICA参加者の方々と意見交換を行いました。

パネルディスカッションへはWBAIから 山川宏先生、高橋恒一先生、大森隆司先生、栗原聡先生、荒川直哉先生、板谷琴音、BICAからはAntonio Chella氏にご参加いただきました。非常に好意的な意見を多く頂くことができ、今後は国際的な協力の元でWBA開発を進められる可能性が出てきました。

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