全脳アーキテクチャー・イニシアティブは、フランスのリヨンで11月6日から8日の期間に開催された国際会議 BICA2015(Biologically Inspired Cognitive Architecture)に参加しました。
参加者は、山川宏(代表)、高橋恒一(理事)、栗原聡(会員・電通大)、大森隆司(会員・玉川大)、荒川直哉(会員・論文共同執筆者)、板谷琴音(論文共同執筆者)、さらに全脳ハッカソン初代チャンピオンチームの伊藤健史、加藤郁佳、浮田純平です(以下敬称略)。
会議では、高橋がBriCAの開発について、大森が対人インタラクションで重要となる他者モデルについてそれぞれ論文発表しました。前者発表論文についてはこちらからアクセス可能です。
また、学会の好意で全脳アーキテクチャーの特別ワークショップを企画していただき、来年のHuman-level AI 会議の議長となるTarek Besold氏を座長として山川、高橋が全脳アーキテクチャーの概要を説明し、伊藤がハッカソンの成果を発表したほか、Antonio Chella氏を司会としたパネルディスカッションにおいて人類の将来を握る汎用人工知能をオープンな国際協力で行うべきであることを訴えました。
今回は全脳アーキテクチャ・イニシアティブの実質的な国際デビューとなりましたが、全般的に好意的に受け止められたようです。全脳アーキティクチャ・イニシアティブはBICA会議の筆頭ゴールドスポンサーでした。
参加会議について
- 会議:BICA(Biologically Inspired Cognitive Architectures)
- 開催地:フランス・リヨン
- 日程:2015年11月6日〜8日
- URL: https://liris.cnrs.fr/bica2015/
- 参加者: 代表、理事含む会員5名+ハッカソン優勝者を含む学生4名
- 発表論文: A Generic Software Platform for Brain-Inspired Cognitive Computing
- 補足:BICAは、WBAIとテーマが近い国際会議。WBAI のワークショップを特別開催。