Blog

第25回 全脳アーキテクチャ勉強会~計算論的精神医学~

概要

種々の認知課題成績に対する脳内伝達物質の関与をモデル化する試みには30年以上の歴史がある。だがしかし、NIH などにより積極的に Computational Psychiatry 計算論的精神医学が一般的に用いられるようになったのは最近である。今回はこのようなトレンドも踏まえ、精神医学サイドの専門家の先生方にご講演いただき、汎用人工知能の実現に向けた方向性を議論したい。

開催詳細

  • 日 時:2019年1月24日(木) 18:00~20:35
  • 会 場:東京大学医学部教育研究棟14階 鉄門記念講堂 東京都文京区本郷 7-3-1(医学部教育研究棟 / 交通案内
  • 定 員:200名
  • 主 催:NPO法人 全脳アーキテクチャ・イニシアティブ
  • 協 賛:文部科学省新学術領域「脳情報動態」
  • 後 援:株式会社 ドワンゴ

講演スケジュール

時間 内容 講演者
17:30 開場
18:00 開会の挨拶 尾藤 晴彦(東京大学)
18:05 会場説明 山川 宏(ドワンゴ人工知能研究所)
18:20 勉強会の趣旨説明 浅川 伸一(東京女子大学)
18:25 エンジニアのための計算論的精神医学 浅川 伸一(東京女子大学)
18:40 計算論的精神医学:脳の計算理論に基づく精神障害の病態理解 山下 祐一(国立精神・神経医療研究センター)
19:25 休憩(10分)
19:35 著書紹介 山下 祐一(国立精神・神経医療研究センター)
19:45 全体討論
20:05 計算論的精神医学について 浅川 伸一(東京女子大学)
20:15 Closing Remark 山川 宏(ドワンゴ人工知能研究所)
20:20 終了
20:45 懇親会 中国厨房 縁

計算論的精神医学:脳の計算理論に基づく精神障害の病態理解

講演者:山下 祐一(国立精神・神経医療研究センター)

概要:現行の精神障害の疾病分類は、生物学的知見・病因・病態生理に基づいた体系になっていない。また、近年の生物学的知見の蓄積によっても、障害の診断、重症度評価、予後や治療反応性予測が可能な生物学的指標が確立されていないという問題を抱えている。これらの問題克服に、脳の計算原理を数理的に表したモデル(生成モデル)を用いた計算論的アプローチが貢献できる可能性について概説する。また、具体的適用事例として、演者自身が取り組んできたニューラルネットワークモデルとロボット実験を用いた研究を中心に紹介する。

運営スタッフ

  • プログラム委員長:浅川 伸一
  • 実行委員長:藤井 烈尚
  • 登壇者調整:浅川 伸一
  • 司会:山川 宏
  • 受付:中根 孝文
  • 会場調整:藤井 烈尚、近藤 昭雄、長谷川 一郎
  • 懇親会幹事:長谷川 一郎
  • 写真撮影:門前 一馬
  • connpass:藤井 烈尚
  • SNS告知:荒川 直哉
  • メディア対応:坂井 尚行、荒川 直哉
  • 会場マイク担当等:横田 浩紀、立野 かおり
  • 備品:長谷川 一郎

外部リンク


Leave a Comment

Name*

Email* (never published)

Website

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください