当法人代表の山川宏氏が、2022年度 人工知能学会全国大会(第36回)の初日において、基調講演を行い盛況のもとにおえることができました。当日は関連する発表を行ったほか、シンギュラリティサロンからのインタビューをお受けしました。また7月22日には関連する講演を行う予定です(文末参照)。
基調講演
- タイトル: 未来の知能とバイアス
- 演者: 山川宏
- 日時:2022年6月14日(火)13:00~14:10
- 主な内容
1. Entification -存在を見出す処理-
2. 全脳アーキテクチャ
3. 宇宙へ浸透する生命
4. 生命の願い - 紹介ページ: https://www.ai-gakkai.or.jp/jsai2022/invited-talk
- ビデオ: https://youtu.be/j0DfEfgLFeY?t=612
- スライド: 2022-0614-Yamakawa-JSAI2022-Keynote
ビデオインタビュー
会場にて塚本先生@シンギュラリティサロンからインタビューをいただき、ビデオ記事としていただきました。
Entification関連発表
さらに同日における「OS-10 System1型+2型統合AIへの展望」において、上記発表の一部に関連するEntificationに関連する発表が行われました。
- タイトル: 意識のEntification仮説
- 発表者: 山川宏、布川絢子、松尾豊
- 日時: 2022年6月14日(火) 16:20 〜16:40
- 概要:
- 現在の意識研究では、神経科学に端を発する主要な理論が情報の統合を扱っており、理論的な議論の議論の研究の多くは、世界における存在を扱う。しかし、いずれのアプローチにおいても、計算論的な機構については十分に具体化されていない。これに対し、Entification処理は、、存在を認識する情報統合を行うために、帰納的推論が可能なデータ構造(整列構造)上でEntity記述を探索するという基本的な機構を提供できる。そこで本研究では、意識はEntification処理であるという作業仮説を設定する。次に、作業仮説の多面的な位置づけを検討し、Entification処理の機構について脳を参照するアプローチについて議論する。
- 発表番号: 1N5-OS-10b-01
- 予稿資料: 1N5-OS-10b-01
- スライド: 2022-0614-yamakawa-EntificationHypothisis Of Cosciousness
共知塾での関連発表(2022/07/22)
基調講演後半部に係る講演を、共生知能創発社会研究センターの共知塾にて、「生命を存続させるための知能」として公演する予定です。