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第30回 全脳アーキテクチャ勉強会〜汎用AIと共生インタラクション

概要

我々の日常生活圏にて我々と共生し,我々をサポートすることが汎用AIの活躍が期待される主たる用途の一つである.ここで重要となるのが,人とAIとの間に発生するインタラクションである.インタラクションに関する研究は常にAI研究のメインストリームの一つであり長い歴史を持つ.そして,「人間と情報環境の共生インタラクション基盤技術の創出と展開」と題して,人間・機械・情報環境からなる共生社会におけるインタラクションに関する理解を深め,人間同士から環境全体まで多様な形態でのインタラクションを高度に支援する情報基盤技術の創出と展開を目指す研究テーマが現在,JST CRESTとしても実施中である.そこで,今回の勉強会は,人と共生するAIの実現に向けた取り組みにおいて,インタラクションという切り口から研究を2件紹介するとともに,共生AIを実現する上での汎用AIの必要性についてパネル討論を行う.

開催詳細

講演スケジュール

時間 内容 講演者
17:55 開場
18:00 開会の挨拶 山川 宏(全脳アーキテクチャ・イニシアティブ)
18:05 趣旨説明 栗原 聡(慶應義塾大学)
18:20 開催ご挨拶 間瀬 健二(名古屋大学)
18:30 Brain-Computer interfaceによる脳とAIのインタラクション(資料 栁澤 琢史(大阪大学)
19:15 休憩(10分)
19:25 ヒューマンエージェントインタラクション:AIとHCIの葛藤(資料 今井 倫太(慶應義塾大学)
20:10 ディスカッション 栗原聡(モデレーター)、間瀬 健二、栁澤 琢史、今井 倫太、山川 宏
20:50 Closing Remark 藤井 烈尚 (実行委員長)
21:00 終了
21:15 懇親会 オンライン

Brain-Computer interfaceによる脳とAIのインタラクション

講演者:栁澤 琢史(大阪大学 高等共創研究院 教授)

概要: 脳信号から様々な知覚認知内容や運動状態などをAIによって推定する脳情報解読技術(Neural Decoding)によって、脳とコンピュータを直接つなぐBrain-Computer Interface(BCI)が実現した。また、脳表脳波を用いたneural decodingにより、人の言語や気分を推定できることが報告されている。さらに、体内埋め込み型脳信号計測技術が実用化され、脳の電気刺激と組み合わされることで、AIが推定した脳情報に応じて脳活動を制御するBrain-chipが、失った脳機能の補填や機能拡張として期待されている。しかし、BCIを介した脳とAIのインタラクションによる脳への影響は明らかではない。本講演では、BCIの現状とAIとのインタラクションについて議論する。

ヒューマンエージェントインタラクション:AIとHCIの葛藤

講演者:今井 倫太(慶應義塾大学理工学部 教授)

概要: 他者の行動・環境の変化を予測し生存力を高めるために知的能力を身につけてきたのが生物という観点に立つと、他者や環境とのインタラクションを成り立たせている原理・仕組みを考えることは知能研究において重要な位置を占めることが分かる。本講演では、人とインタラクションするエージェント(ロボットやCGキャラクタ)を通して、インタラクションを扱う知的情報処理システムについて考える。特に、人と機械の間のインタラクションを改善する目的で始まった人工知能研究とヒューマンコンピュータインタラクション研究が独自に発展し袂を分かつようになった中で、再度お互いに連携しあう可能性について考える。


運営スタッフ

  • プログラム委員長:栗原 聡
  • 実行委員長:藤井 烈尚
  • 司会:山川 宏
  • Zoomウェビナー・SNS担当:荒川 直哉
  • 技術担当:門前 一馬
  • connpass:生島 高裕、孫 暁白

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