Blog

第4回 WBAレクチャー[オンライン]脳のコンポーネント図の作り方:プロセス間関係の整理と確率モデルによる記述

参加お申し込みはこちらから!

 

開催趣旨


当法人では、脳全体のアーキテクチャに学んで脳型のソフトウェアを構築するための標準化された方法論として、脳参照アーキテクチャ(BRA)駆動開発を発展させてきた [1]。BRA駆動開発では、まずメゾスコピックレベルの解剖学的知見を脳情報フロー(BIF)データとして構築し、それと整合するように計算機能の仮説である仮説的コンポーネント図(HCD)データを付与する、ことで脳機能のリバースエンジニアリングを行う。作成されたHCDは、当然ながら脳型人工知能の仕様情報として活用できるし[2]、神経科学実験において検証すべき仮説ともなりうる。さらにHCDの設計作業は、(計算論的)神経科学者が解剖学的構造に整合した計算機能を分析し、計算モデルを設計することに役立ち、さらには神経科学を計算論的に把握することをトレーニングする教材としても有用であろう。そこで、本レクチャーにおいては、HCDを作成する方法を紹介し、これを学ぶためのハンズオンを行う。さらに各コンポーネントを確率的生成モデルとして記述するアプローチ[3]についても詳説する。

[1]Yamakawa, H. (2021). The whole brain architecture approach: Accelerating the development of artificial general intelligence by referring to the brain. Neural Networks: 144, 478–495.:https://doi.org/10.1016/j.neunet.2021.09.004
[2]Taniguchi, T., Yamakawa, H., Nagai, T., Doya, K., Sakagami, M., Suzuki, M., Nakamura, T., & Taniguchi, A. (2022). A whole brain probabilistic generative model: Toward realizing cognitive architectures for developmental robots. Neural Networks: https://doi.org/10.1016/j.neunet.2022.02.026
[3]Taniguchi, A., Fukawa, A., & Yamakawa, H. (2022). Hippocampal formation-inspired probabilistic generative model. Neural Networks: The Official Journal of the International Neural Network Society, 151, 317–335. https://doi.org/10.1016/j.neunet.2022.04.001

 

WBAレクチャー開催詳細


日 時:2022年12月11日(日)(14:00~17:00)
会 場:オンライン Zoom Meeting
参加者数:一般40名/学生40名
主 催:NPO法人 全脳アーキテクチャ・イニシアティブ
協 賛:学術変革領域研究「行動変容を創発する脳ダイナミクスの解読と操作が拓く多元生物学」
協 力:立命館大学R-GIRO研究プログラム「記号創発システム科学創成:実世界人工知能と次世代共生社会の学術融合研究拠点
運 営:WBA勉強会実行委員会

 

講演スケジュール

時間 内容 講演者
13:55 開場
14:00 開会の挨拶 田中康裕(玉川大学)
14:05 趣旨説明 山川 宏(全脳アーキテクチャ・イニシアティブ)
第1部 仮説的コンポーネント図(HCD)作成
14:15 BRA駆動開発の基本概念とSCID法 布川絢子(全脳アーキテクチャ・イニシアティブ)
14:25 BRA駆動開発の実例:扁桃体を例に 宮本竜也(早稲田大学)
14:35 HCD作成の実践:説明とハンズオン 田和辻可昌(早稲田大学)
15:35 HCDデータの審査について 山川宏(全脳アーキテクチャ・イニシアティブ)
15:50 休憩(懇親会参加方法のお知らせ)
第2部 PGM作成
16:00 全脳確率的生成モデルWB-PGM 谷口忠大(立命館大学)
16:15 確率的生成モデルへの変換方法と実例紹介 谷口彰(立命館大学)
16:55 中締め 森岡大成(実行委員長)
第3部 懇親会&相談タイム
17:00 懇親会&相談タイム(30分程度を想定)

 

第1部 仮説的コンポーネント図(HCD)作成


概要:脳型ソフトウェアの設計情報となる、脳参照アーキテクチャの基本概念と、その実例を説明します。そのうえで、ソフトウェア実装時に参照する仮説的コンポーネント図(HCD)の作成方法の基本的な手順を紹介し、簡単なハンズオンを行います。

 

ハンズオンのための事前準備


詳細未定: 事前に当方で用意しますGoogle SpreadSheet をダウンロード頂くなどをお願いいたします。

 

第2部:確率モデルによる脳のコンポーネント図の作り方


概要:脳のアーキテクチャに基づいて、脳型の確率的生成モデル(PGM)を構築しようとするアプローチとその展望について説明します。また、HCDのPGMへの変換方法と、海馬体のナビゲーション機能や聴覚・言語野の二重分節化機能に着目した実例を紹介します。

 

第3部:懇親会&相談タイム


概要: BRAデータの作成、さらには、それを用いた実装などに興味がある方について、Gather.town上での懇親会で、相談を受け付ける機会を設けさせていただきます。

参加方法:休憩時間中に、懇親会参加方法をお知らせさせていただきます。

 

 

運営スタッフ


プログラム委員長 :山川宏
実行委員長:森岡大成
司会:田中康裕(玉川大学)
Zoomホスト:孫 暁白
Zoom共同ホスト:生島高裕、西村由弥子
広報/WBAI事務局:荒川 直哉
Connpass作成/運営:西村 由弥子
QAチャネル招待担当::西村 由弥子