開催趣旨:
全脳アーキテクチャ・イニシアティブは、作業記憶タスクを解く全脳アーキテクチャ(プログラム)を作成するオンラインハッカソン(第5回WBAハッカソン)を8月末まで開催しています。
※「作業記憶」とは、タスクを解くのに必要な短期の記憶のことです。
※「ハッカソン」とは、ソフトウエア開発者が個人やチームで参加し、一定期間集中的にプログラムの開発やサービスの考案などの共同作業を行い、その技能やアイデアを競う催しのことです(Weblio, Wikipedia)。
今回は数ヶ月にわたるオンライン競技の形をとっています。
第2回WBAレクチャーは第5回WBAハッカソンの説明会で、以下の内容を提供します:
- 背景となる脳構造の理解につながるレクチャー>
- 実際に動くサンプルコードを用い、タスクを解く一連の手順を経験していただく「ハンズオン」
- 一人では参加はできないけれど、チームならといった方へのチームビルディングの機会
ハッカソンの概要
今回のハッカソンで課題となる作業記憶タスクは、表示される色、形、位置関係を持つ画像を記憶した後、表示された2つの画像の中で同じ特徴(色、形、位置関係のどれか)を持つものを選ぶというものです(詳しくはハッカソン募集案内を参考)。
参加される方が作成するプログラムは、視覚情報による作業記憶に関わる脳構造を模した設計であることが求められます。例えば、網膜に入った視覚情報が一次視覚野を経由して高次視覚野へ投射し、さらに作業記憶に関わる脳領域(記憶、報酬、判断など)と連動するといった形のものを作成します。今回のWBAレクチャーでは、提供されているサンプルコードについても説明を行います。
ハッカソンへのエントリーは、①タスクの正解率、② 実装がどれだけ脳の仕組みに近いか、という点で総合評価されます。
ハンズオンの参加もしたい方は、以下の事前準備などもお願いします。もちろん、見学のみの参加でも大歓迎です。
参加登録サイト:
WBAレクチャー開催詳細
日 時:2021年6月13日(日)(15:00~17:00)
会 場:オンライン Zoom Meeting
参加者:67名(ハンズオン45名)
主 催:NPO法人 全脳アーキテクチャ・イニシアティブ
運 営:WBA勉強会実行委員会
講演スケジュール
時間 内容
14:55 開場
15:00 開会の挨拶 山川 宏(全脳アーキテクチャ・イニシアティブ)
15:10 ハッカソンの狙い(資料)
以降の講師:荒川 直哉(全脳アーキテクチャ・イニシアティブ)
15:20 タスク詳細(資料)
15:30 神経科学的な背景(以降3項目の資料)
サンプルアーキテクチャの解説
ハッカソンへの参加方法
15:50 アナウンスと休憩
16:05 ハンズオン(資料)担当:小野寺 由樹
16:55 クロージング
運営スタッフ
- 実行委員長:荒川 直哉
- Zoom 担当:藤井 烈尚、孫 暁白
- connpass:土肥 栄祐、藤井 烈尚